Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

I used to have this appetite for food, for my life and it is just gone.

食欲や生きる意欲を以前は持っていたのに、いつの間にか消えてしまった。

  それほどまでに疲れきった時は誰にでもやってくる。それが、普通に働いていたり、都会で住んでいたりすると特にそうだ。自分の場合はそういう時、大抵は体の不調から始まる。肩が凝り始めて、それが頭痛にもなり、ついでに腰も痛い。腰痛は食欲の減退にも繋がって、朝起きた瞬間から何もしたくなくなる。

  そんな時、自分はマッサージに通うことにする。色々な場所をいったが、特に自分が気に入っているマッサージ店は2箇所。先日、その1カ所に、某S氏といって来た。

  渋谷の東急ハンズの近くに、その店はある。ちょっとした路地を入った坂の上、赤い看板が目印の、台湾式マッサージを提供する店だ。台湾式やら、タイ式のマッサージ店は多々あれど、それは風俗店の隠れ蓑に使用されていることも多い。外で呼び込みをしている様なマッサージ店は特にそうだと思っている。そして最近巷に溢れている格安のマッサージも、やはり素人に毛が生えたぐらいの技量しかない。ある程度の価格で、有る程度の技術の有る店を探し出すのはなかなかに難しいのである。そんな中、ある種マッサージ料金の価格崩壊が起こっている昨今にあっても、強気な価格設定と、確固たるマッサージ技術を提供する店が、ここ「烏来」だ。

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  その日、普通に牛カツを食ったあとに烏来に向かった。今回のコースは足裏30分、全身90分の合計120分コースだ。店内に入ると独特の漢方の香りが充満しており、それだけで癒される。

  自分は足裏からスタート。足のツボを丁寧にマッサージされ、そのあと脹脛を揉んでもらう。それだけでも十分に疲労は消えるのに、そのあとは全身のマッサージ。ここのすごさは、そのマッサージ技術はさることながら、最後に大量のタオルで全身を包んでくれるところ。それはまるで入浴したかのような錯覚に陥り、オイルも完全に拭き取られ、オイルマッサージ直後の不快感はなくなるのだ。

  そのあと部屋に戻り、ダラダラとしていると朝の4時。既に夜は明けそうになっていた。そして明け方に就寝したのである。身体が軽くなり、まるで日頃の疲労が全くなくなったかの様な感覚になるのだが、この感覚を継続するには、この様な夜型の生活を改善しなければ、抜本的な改善には繋がらないのだろうと、ぼやけて行く意識の中で感じた。  

I thiink that we are going to have to work on the sparkle for the rest of our lives.

私たちはこれからずっとキラキラとした人生を送る努力をすべきなんだ。

  それは、ほんの、ほんのささやかな事でもいいから、日々の暮らしの中で「キラキラと」した事を探しながら生きていたいという私の願望だ。

  その日は、朝から渋谷にいた。特に何をするでもなく、ロフトやら東急ハンズをうろついていたのだが、自分の物欲を満たす様なものは見つからなかった。若干の悲しさと、散財しなくてよかったという安堵が入り混じった不思議な感覚で、自分は渋谷のとあるカレー店に向かった。

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  そう今回渋谷に来た理由は、必要でない雑貨を買うのでもなく、暇つぶしで道玄坂を歩きに来たわけでもない。久しぶりに大好きなカレーを食べたいと思ったのだ。過去に何度か紹介をしたことがある渋谷の「パク森カレー」は知る人ぞ知るカレー店だ。最近でこそ、大きな看板が立てかけられ、わかりやすいが、地下の奥にある店舗に入ってみようと思う人は少なかった。その頃でも繁盛していたので、やはり旨いのだ。

 

  その店の中でも自分のお気に入りは、「パク森バターチキン」のポテソートッピング、特盛である。

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  店名の由来ともなっているパク森カレーとは、通常のルーに加えて、ご飯の上にドライカレーの様なキーマカレーの様な、もう一つのカレーが乗っており、ルーと混ぜながら食べていく。その中でも自分が推しているバターチキンは、バターチキンのコクと甘さ、そこにドライカレーのスパイシーな香辛料が合わさって、そのバランスが絶妙だと思うからだ。
  そこに素揚げされたポテトとウインナーがいい箸休めとなって、ますますカレーがすすむ。しかしどうしてこんなに素揚げのポテトは旨いのだろうか。。。
 
  その日の夜は某S氏と食事。長らく渋谷を離れていた間に、道玄坂を登り切ったあたりに「勝牛」ができていた。渋谷といえば、牛カツの本むらがつとに有名ではあるが、こちらはあまりにも待ち時間が長く、牛カツにそこまでのプライオリティを感じない自分はそんな長い時間並ぶ事について理解できなかった。
  そしてもう一つ、この「勝牛」は自分がまだ京都で学生をしていた頃の「青春の味」でもあるのだ。正直に言うと、学食でトンカツを食べれば、400円台だったあの時代に、1000円を超える食事はなかなか度胸がいる。それでもバイトの給与が振り込まれて来た時や、ちょっとした記念日などに通っていた思い出の店だ。
  トンカツが、サクサクの衣にたっぷりと濃厚なソースをかけて食べるものだとすると、牛カツは、サッとあげた、ほぼレアな牛肉をだし醤油とわさびで食べるあっさりとした料理だ。
 
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  このあっさりとした、それでもちゃんと牛肉の味を味わえる牛カツで、学生時代の自分はご飯を3杯ぐらいおかわりしていた。最後の3杯目は、温泉卵とカレーソースをご飯にぶっかけて食べていた。このソースもまたご飯にかけると旨いのだ。それぞれ出汁の風味がきいているから、それだけでもご飯がすすむ。そこにアツアツの赤だしの味噌汁をのむ。
  この京都発祥なのに、京都では滅多に食べない赤だしを出すというところがじぶんは好きだ。イメージとは正反対に比較的あっさりとした料理ゆえに、赤だしの濃厚な味噌の味が身体中に染み渡っていく。それは日本に住んでいて幸せだと感じるひと時なのかもしれない。
 
  幸せ、日々の日常の中でささやかな幸せを探し、そしてそれに感謝をしながら生きて行きたいとじぶんは思う。実際の私を知っている人からすると、その言葉に若干の猜疑心と、「キレイ売り」をしているかの様に思われるかもしれない。しかし、そう思って生きていると、自分が何気に生きているこの世界も、キラキラと輝いた様に思えるのだから不思議ではある。
 
 その夜に定番となっているお土産を頂く。
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某H氏より名古屋土産
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某S氏より熱海土産
 
みなさんありがとうございました。こういう些細な嬉しさを日々の暮らしの中で見つけて行くことも、豪華な食事に匹敵するほど素敵な事なのだと最近思う。ただ残念なのは、自分が幸せだと思うのが「貰い物」に重点がよりすぎている感がすることだけだ。

This is the best mirage that I've ever had.

生涯で最高の蜃気楼だ!

  数日間体調がちょっと悪く、それでも完全な不調ではない日を過ごしていた。仕事を休むほどではないが、何事をするにも億劫で自宅と職場をただただ往復するだけの日々を過ごしていた。

  ようやく体調が良くなって、久しぶりに日中外に出ると、そこには既に春だった。まだまだだが、桜が咲き始め、日中の気候も春めいている。電車には春休みに突入した学生たちがはしゃぎ、卒業式に出席する女性の袴着姿も見える。

  女性の袴着姿って、大学の卒業式ぐらいにしか見ないのだが、あれが定番化したのはいつ頃からだろうか。最近この時期になると本当によく見かけるのだが、正直に言えば、韓国のチマチョゴリっぽくて自分は好きではない。むしろ振袖姿で良いのではないか。ちょうど成人式で着た振袖があるはずなのだから、それを使いまわしてもいい様に思った。

  そのあと、自分の好きなタリーズに行く。いわゆるシアトル式のカフェが数あれど、自分はタリーズが結構好きだ。全面禁煙であるスタバや店内がうるさいドトールに比べて落ち着いているし喫煙もできる。しかも、自分はアイスコーヒーしか飲まないが、そのコーヒーもうまい。懸賞であてたタリーズカードに毎回1万円づつチャージしているが、それが1ヶ月ほどでなくなってしまうのだから、相当なユーザーだと思う。そして、先日タリーズに行くと、既に水だしコーヒーの販売が開始されていた。

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  水出しコーヒーはうまい。特に昨今の様な、室内では暖房がいらないぐらいの暖かさだが、朝の、寝起きすぐに窓を開けた時に入ってくる冷たい空気、それを全身で浴びながら水出しコーヒーを飲むのが最高なのである。それは本当はゆっくりとコーヒーを飲む朝の時間が欲しいのに、睡魔に負けてギリギリまで寝てしまっている自分の、ささやかな朝の時間なのである。

気がつけば春。ただただ春というだけで気持ちが高ぶってくる。花見はもちろんのこと、新しい出会いにも期待したい。今年の春のトキメキは、体調がすぐれなかった分一気に押し寄せて、まるで蜃気楼を見ているかの様でもあったのだ。

When you live in "The city that never sleeps," it comes as a bit of a shock when, somehow, you manage to oversleep.

眠らない街に住んでいるとこんなショックなことが起きることがある。例えば寝過ごしたとか。
 

  翌日は昨日の冷たい雨がまるで幻の様に春の気配。つい最近まで冬だと思っていたのに、春がすぐそこまで近づいているのだと改めて感じる。今年の桜の開花は例年に比べて早い様だ。冬が足早に過ぎ去って行き、春を迎えると思うとココロが騒ぐ。

  朝、窓を開け、春を思い起こさせる光を目一杯部屋に入れて、少し冷たい風を身体中に感じる。それは朝一番の自分の儀式でもある。そうすることで身体がリセットされて自然と活力が漲ってくる様でもあるのだ。
  そうこうしていると、某M氏から、モーニングのお誘いが来た。さいしょは一言「起きてる?」というメッセージ。自分は気が乗らない時にはそういうメッセージには既読も付けずに放置することにしている。まぁ、某M氏にはそういうことをしたことは無いのだが、この手のメッセージに後先考えずに返信すると、携帯に届く迷惑メールの様に一気にメッセージが送られてくることを経験的に知っているからである。
  さて、春の陽気で気持ちが良くなった自分は、その某M氏からのモーニングのお誘いを受けた。10時頃にモーニングを食べる。世間は日曜日、休日の朝をゆっくりと過ごしたい人々で店内は賑わっていた。その会話で、眉毛サロンの話になる。
  意外と不器用な私は、自分で眉毛を整えることをしない。しないというより、できないのだ。最初の方はうまく進めることが出来ても、徐々に左右がチグハグになり、どんどん失敗への階段を駆け上がって行く。それ故に、以前は頻繁に眉毛サロンに通っていたのだ。
  以前通っていたサロンは銀座。銀座の一等地に構えている、そのサロンは席も一つしかなく、なかなか予約を取りづらい。数回通っていたが、予約の取りづらさと、銀座までそれだけのために通う手間が億劫になって最近は全く行かなくなっていた。
  そんな自分の眉毛はまるでジャングルの様。見れば見るほどその形は無造作に生えた眉毛で、より一層野暮ったく見えてしまうのだ。そう思ってすぐに眉毛サロンに行くことにした。
  眉毛を整えた翌日の夜、私は新宿にいた。待ち合わせはビックロ前。今日無性に焼小籠包を食べたくなって、普段は渋谷周辺を頻繁にさまよっている自分たちは新宿まで出張って来たのである。同行者は最近のど定番である某S氏。待ち合わせの時間まで少し早かったので、ビックロ内を探索する。昨日までの陽気は嘘の様に寒い日であったが、店内は春物のオンパレード。その一つ一つに春の訪れを感じた。
  少し早いが待ち合わせの場所に向かうと、既に某S氏がいた。そこから裏路地に入り目的の店まで歩く。小さな雑居ビルの4階の小さな店内。
  この小さな店が焼小籠包の名店だと気づく人は少ない。時間帯になれば小籠包を食べに、多数の人が来店する。予約がなければ絶対にあり付けない小籠包はジューシーで、かといって濃くもなく何個でも食べられる。私のオススメは焼小籠包。セイロで蒸す小龍包より生地も分厚く、大きな焼小籠包は箸を入れた瞬間にたっぷりのスープが中から飛び出し、その熱々のスープを冷ましながら頬張ると口じゅうに肉の旨みが溢れて最高にうまい。
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  メインの小籠包を食べる前に、前菜のジャガイモサラダと空芯菜の炒め物も食べる。その味付けも最初の料理にふさわしいぐらいの塩加減で食欲を増進させた。
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  どれだけ小籠包がうまくとも、それだけを食べ続けるのは苦しい。やがて口がその味に慣れて、最初は旨かった肉汁がくどくなって行く。箸休めに黒豚と山芋の酢豚と辣鶏子を注文した。
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ほのかな酸味とスパイシーな鳥肉が、また食欲を刺激させ、また小龍包に箸を向かわせる。たらふく小籠包を堪能し、渋谷まで帰宅した。いつもとは違った場所での食事から戻って来たのに、まだ時間は10時台だった。普段は夜に活動をする自分ではあるが、それでも時には日中から活動をするのも面白いと感じた数日であった。
 

I'll treat you to dinner!

夕食をご馳走するよ

と言い、出歩いた夜の渋谷。そんな日に限って特に食べたいものはなかった。私の中で、渋谷で腹が減ったらとりあえずサムギョプサルに行くことにしている。

  渋谷にある「豚や」はサムギョプサルの名店だ。厚切り肉や、燻製やら、色々あるが、ここの冷凍されていない生のサムギョプサルのうまさは天下一品。一口頬張れば、口いっぱいに豚肉の甘みが広がり、そして柔らかい。アミエビや味噌をつけて食べると、また豚肉の甘みがひときわ引き立たせ、どれだけでも食えるのだ。

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  2時間ぐらいの食事の後、店外に出ると、そこは雨だった。
今まで晴れていたのに、急な冷たい雨に驚く。それはまるで普段の自分の悪行の天罰の様に思えた。傘を買おうか、いや、本当の短時間だけの間だし走ろうか、などと思案していたが、本日も同行していた某S氏が自分の分まで買ってくれた。
  傘を買ったファミマであわせて飲み物も買うことにした。色々と飲み物を物色していたが、そこで見慣れぬものを発見した!その容器はおしゃれな雑貨店で販売しているシャワージェルの様なパッケージ。そして見ていると色も鮮やかで、しかし着色料のような不自然な色ではなかった。これは美味しそうだ、自分の直感がそう言っている。よくよくパッケージを読んでみるとスムージーであった。価格もさることながら、果実の含有量も強気。これは飲んでみたい!
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  傘を買ってくれるという某S氏に、このスムージーも「おねだり」すると、二つ返事でオッケーが出た。おそらく一本だと思ってすぐに返事をしたと思うのだが、やはりこの手のしんしょうひんは全種類買って飲み比べないとわからない。そう、1本400円近くするのに、自分のは4種類全てを買い物カゴに入れたのである。
  コンビニからの帰り道、それは冷たい小雨が降り続けていた。小さなコンビニ袋に数本の飲み物しか入っていないのに、ずっしりと重みがあった。それはまるで数分の間に支払った某S氏のお金の重みを表しているかの様でもあった。
 
同行者;某S氏

Dye me in your hue.

私をあなた色に染めて

  好きになったらその全てを相手に合わせたくなる。ただ、全てを合わせるのではなく、小物や何気ないものを無性にお揃いにしたくなるのだ。言うなれば、それが私の「恋の病」なのである。

  さて話は変わるが、先日お刺身のうまい店に行って来た。しつこい様であるが上海滞在中の身。自他ともに認める中華料理好きである私も、流石に飽きてきた。というよりかは、中華料理の写真を見るだけでも胃液が大量に出され、我が身体は、これから大量に送り込まれてくるだろう中華料理の数々を消化する準備を進める。

  中華料理、もとい脂っぽい料理を見るだけでも胃が痛くなる。そんな自分の身体的現状もあって、最近はあっさりな料理を好んで食べている。

  渋谷にうまい刺身を出す店はあるだろうか。色々探し回ったところ、「漁」という店や「漁十八番」という店が、何やら質のいい刺身を手軽な価格で出している様なのだ。ただ、口コミを見る限り、結構な待ち時間、予約なしでは入れない、との事だったので、当日に同行する某S氏に予約を依頼した。

  予約が取れた店は「漁」の方。席が28席程しかなく、なかなかこじんまりとした店ではある。渋谷駅の、それもキャバクラやガールズバーが乱立している路地を、キャッチをかわしながら目的の場所まで足を進めた。

  店の外観は、モダン和風。隠れ家的なバーだと言われても信じてしまう程、和食店っぽくはなかった。ただ唯一、外に立てかけられているメニューだけが海鮮料理を得意とした店だということを主張していた。

  店内は、テーブル席が4つと、大きなカウンター席。間口は狭いが、奥行きは結構あり、その縦長のフロアを店員は忙しく歩き回っていた。

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  私たちが通されたのは、カウンター席の隅。カウンター席は隣の会話が聞こえるので、やはりあまり好きではない。ただこの店は、外の喧騒からは無縁で、そして大声で会話している学生や下品なおばさんもおらず、非常に落ち着いていた。
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まずは白子ポン酢を注文。女性器を見るだけで、吐き気を模様す私でも、白子は大好きだ。あの滑らかで、濃厚な旨味は癖になる。それを天ぷらや焼きではなく、茹でてポン酢をつけるのがとりわけ好きだ。ポン酢の程よい酸味が白子の濃厚な旨味と絡まりあい絶妙であった。
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出し巻き卵もうまい。私は砂糖を入れる卵焼きは許せないのだが、ここの出し巻き卵はきちんとだしが効いていて、食感もフワフワ、唯一許せないのは、中に菜の花が入っていた事。これは全くもって不要だと思った。
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その後は、メインの刺身。少し厚く切られた刺身は、新鮮な証拠。かみごたえが適度にあって、噛めば噛む程に魚の脂が口に広がっていく。熱い白米があれば、それだけで3杯ぐらいは食べられそうな程うまかった。そして豊富な種類が、最後まで飽きさせなかった。
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銀ムツの西京焼き。銀ムツは西京焼きに限る。それは比較的淡白だが脂っぽい銀ムツと味噌がすごくマッチしており、身は柔らかくてうまかった。
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そのあとは、穴子の天ぷらを食べる。私は穴子が大好き。特に穴子は天ぷらがいい。サクサクした中に肉厚な穴子がちゃんと自分を主張していていくらでも食い続けられる。
結構な量をすでに食べている。この時点で腹ははち切れんばかり。写真には載せていない料理を既に数点食べているのだ。もう少しの余裕もないぐらいに腹はいっぱいであった。それでも、うまいものは食べたい。
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最後に、こぼれ寿司を食べて、本日の夕食を終えることにした。帰る時に、知り合った時にはスマートだった某S氏が、2ヶ月程で「豊満な」体になっているのに気づく。食後はその肥り具合に胃下垂かとも思えるぐらいである。私はまた一人「私色に染めた」のである。
 
同行者;某S氏
 

I don't understand why can you put on one piece in spite of your looks.

その顔でよくワンピースなど着れるね!

  時々そう思ってしまう人が街中を闊歩している。本人が好き好んで着ているわけだから、こちらから何も言うべきことは無いのだが、それでも自分の売り方としては少し間違っていると思うのである。

  そんな事を思いながら街を歩いているわけなのだが、本日のネタは、ブサイクが似合わないワンピースを着て街中を歩いていた話ではなく、自分がその様な性悪な事を考えながら街中を歩いている話でもない。

  そうではなく、最近すごく腰が痛いのである。もう歩くたびに腰の筋が突っ張っている感じがする。確かに自分はデスクワークなのだから、肩こりや腰痛と無縁だったわけではない。マッサージにも行くし、整体にも通う。しかし今回の腰痛はどうも今までとは違うのである。

  結論から言うと、現在自分は上海滞在中の身、その上毎週飛行機に乗っている。その狭い席と上海でのクソ寒い外部環境がそうさせているのでは無いか、と思い始めた。

  腰痛には散歩がすごくいい。私の両親も激しい腰痛持ちで有ったのだが、散歩を日課としたあたりから、かなり改善された様である。

  自分も散歩をしようか、などと思ってはいるのだが、この時期の上海の気温は殺人的である。とてもとても、散歩する気にはならない。というよりかは、腰痛が改善されたとしても、なんだか違う病気にかかりそうな雰囲気さえ漂う。

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ということで、今自分のお供は、この湿布。昔はフェルトの白い湿布だけであったが、今はロキソニンだったりモーラステープなどの痛みをごまかす湿布が多数ある。春先まではこの湿布でごまかしながら、暖かくなってから散歩を日課にしようと思うのだ。