Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

I sweat for long hours writing that report.

あの報告書を書くために何時間も苦心した。

  それが、先週末の事件の始まりだったのである!

それは先週の木曜日、急な会議があって夜職場に向かった。そこで与えられた仕事を仕上げるために金曜日は丸一日普段は休みなのに自分のオフィスに出勤し、諸々の報告書を仕上げていた。

  めんどくさい報告書に限って自分にお鉢が回ってくる。まぁ、腰掛けではあるので、これぐらいは仕上げるという安易な気持ちだったのだが、手をつければつけるだけ、めんどくさい。あーだ、こーだ悩みながら、報告書が完成したのは夜の9時半。もうすでに外は真っ暗で、かれこれ12時間以上もオフィスに座って資料を漁っていたのかと思うと、それだけで疲労感が倍増した気持ちになった。

  帰宅しようと駅に向かうと、また電車が止まっている。終電に近い時間でもあるし、疲れていることもあってその時の自分には、この駅でいつ動くかわからない電車を待つ気力は無かった。

  場所は早稲田。そう、ちょっと歩けば、自分がよく通う某風俗店があるではないか。そう思い至った時には自分のiPhoneの電話帳をタップしていたのである。

  いつもの雰囲気のいつもの挨拶。受話器から聞こえる声に疲れた身体が少し楽になった気がした。飛び込みで個室を使用したい、いまから10分以内に着く旨を伝え電話を切る。そしていつもの歩き慣れたあの道を歩き、自分は目的の店に向かったのである。

  いつもは3ヶ月前に予約する自分。飛び込みで入ったのは初めてであった。当然待機している人もわからずに行ったのだが、通してくれた店の方が、いまから紹介可能な人のリストを持って来てくれた。

  正直にいって、誰がいいのかわからない。。。いろいろと悩んだ挙句、久しぶりに関西弁が聞きたいという事で、難波から来ているという、某氏を指名することにした。

  やはり普段関西のキョウーレツキャラ相手に商売をしている(あくまでも自分のイメージ)というだけあって、話題の振り方がうまい。初めてなのに無口の自分ですら話が弾んだ。その中で話題に出たのは、そのお店自慢の「ソープランドコース」。

  実際の話を聞くだけで興味がわく。本物の高粘度のローションを大量に使用し、さらにマットまであり、そこでヌルヌルと「お遊び」するらしいのだ。そしてそのコースで使用する部屋が、シャワールームとベットが一体となったそれ専用の部屋とのこと。もうこれは行くしかない、この時、自分は心に固く決めたのであった。

  ちなみにその某氏、確かに難波から来たことは事実なのだが、いろいろと話していると微妙に文末のイントネーションが違う。その少しの違和感の集積が徐々に自分の中で高まっていき、我慢できなくなり、関西出身か確認をする。その答えは、「関西の方出身」

  なんやねん、その「ほう」って!思わず普段は標準語の自分も関西弁で突っ込んだ。そう、その某氏は中国地方出身のパチモン関西人であったのである。

  かくして、彼の化けの皮を剥がしながら喋っていると、時はすでにしんやの4時。朝7時には出たいとおもっていたのに、もう4時なのだ。慌てて翌日のために寝ることにした。