Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

This is the best mirage that I've ever had.

生涯で最高の蜃気楼だ!

  数日間体調がちょっと悪く、それでも完全な不調ではない日を過ごしていた。仕事を休むほどではないが、何事をするにも億劫で自宅と職場をただただ往復するだけの日々を過ごしていた。

  ようやく体調が良くなって、久しぶりに日中外に出ると、そこには既に春だった。まだまだだが、桜が咲き始め、日中の気候も春めいている。電車には春休みに突入した学生たちがはしゃぎ、卒業式に出席する女性の袴着姿も見える。

  女性の袴着姿って、大学の卒業式ぐらいにしか見ないのだが、あれが定番化したのはいつ頃からだろうか。最近この時期になると本当によく見かけるのだが、正直に言えば、韓国のチマチョゴリっぽくて自分は好きではない。むしろ振袖姿で良いのではないか。ちょうど成人式で着た振袖があるはずなのだから、それを使いまわしてもいい様に思った。

  そのあと、自分の好きなタリーズに行く。いわゆるシアトル式のカフェが数あれど、自分はタリーズが結構好きだ。全面禁煙であるスタバや店内がうるさいドトールに比べて落ち着いているし喫煙もできる。しかも、自分はアイスコーヒーしか飲まないが、そのコーヒーもうまい。懸賞であてたタリーズカードに毎回1万円づつチャージしているが、それが1ヶ月ほどでなくなってしまうのだから、相当なユーザーだと思う。そして、先日タリーズに行くと、既に水だしコーヒーの販売が開始されていた。

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  水出しコーヒーはうまい。特に昨今の様な、室内では暖房がいらないぐらいの暖かさだが、朝の、寝起きすぐに窓を開けた時に入ってくる冷たい空気、それを全身で浴びながら水出しコーヒーを飲むのが最高なのである。それは本当はゆっくりとコーヒーを飲む朝の時間が欲しいのに、睡魔に負けてギリギリまで寝てしまっている自分の、ささやかな朝の時間なのである。

気がつけば春。ただただ春というだけで気持ちが高ぶってくる。花見はもちろんのこと、新しい出会いにも期待したい。今年の春のトキメキは、体調がすぐれなかった分一気に押し寄せて、まるで蜃気楼を見ているかの様でもあったのだ。