食事会
歌舞伎町熱帯夜の前日も私は新宿にいた。その日は普通に新大久保の火鍋か歌舞伎町の火鍋に行こうと密かに決めていたのである。もう隠し立てはしない、私は火鍋、いいや中華料理が好きなのだ。
19時ぐらいから口は火鍋モード。そしてご一緒する方と合流したのであるが、そのときに軽くハプニングが発生し、急遽1名はじめて参加することになった。一度道ばたですれ違い会話をしたことはあったが、全くの初対面に近い。その方が合流する事になったのである。もう私はハイエナに襲われるバンビが如く恐れおののいた。なぜなら、只でさえ強欲な「扶養者」が1名ほどいる身ではある。これ以上風呂敷を広げたとしても手が回らない。とりあえずそのような事を考えたが、O型の宿命、まぁ、なんとかなるかと考えて、いざ食事会を開くことにした。
自分の本日の希望は「蒙古苑」であるが、定例メンバーは「絶対やばい」「モンゴルはやばい」と言い張り却下。自分も明日、そういうのを得意としているメンバーとの食事会があったので強引に我を通さなかった。
そうなると自然と焼肉になる。ということで新大久保にある「味ちゃん」にいく。厚切りサムギョプサルとテラ牛肉を食う事にしたのだ。初対面の食事会では、なぜだかこの店に行くことが多い。やはり人には食の好き嫌いがあるから、自然と焼肉になることがおおい。極度のベジタリアンで無い限り焼肉が嫌いな人は滅多にいないからだ。
テラが運ばれてくる。塩胡椒が良く効いた牛肉は半ばレア状態でいただく。大きめにカットされるがそれでも十分に柔らかく、その中で感じられる肉の食感がたまらない。
そして肉と肉の間に食べるのは、海鮮チジミ。外はパリッとしていて中には沢山の具が詰まっており非常に旨い。
最後にサムギョプサル。不要な脂を落とし、カリカリに焼いたサムギョプサルはやはり最高に旨い。そこに味噌を付けて食べると、豚の甘みが口一杯に広がる。
美味しい食事とともに会話も弾み、解散になったのが3時前。粉瘤切除と連日の寝不足であったが、全く会話中は眠たくも無く、すごく充実した時ではあった。
マンションに戻ってからはシャワーも浴びずにすぐに就寝。
同行者:某A氏、某T氏