Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

Bangkok (8)In-Fright Meals

今回のバンコク旅行にて乗った飛行機の機内食

飛行機に搭乗する機会が多い私は結構な頻度で特別機内食をリクエストする。特別機内食とは、特定宗教や特定の疾患のため、通常の機内食を食べることが出来ない人用に準備された機内食のことである。以前、糖尿病食をリクエストして、空港カウンターにて「注射器は持っているか?」「飛行機に注射器は持ち込めない」など面倒な事が多かったため、最近のブームは宗教食。

 

今回リクエストしたのは、

成田-バンコク

 ヒンズー教ミール[同行者]

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 ヒンズー教ベジタリアンミール[私]

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バンコク-羽田

 イスラム教ミール[私]

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 ジャイナ教ミール[同行者]

 

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 これら宗教食は基本スタンスを踏んでおり、今回も米は長粒米、おかずはカレーであった。私的オススメである「ジャイナ教ミール」を同行者に勧める。この宗教食は以前自分が選択した時に非常に恥ずかしい思いをしたからだ。

 今回も予想通り、シートに座るなり加熱前の厳重にパッキングされたジャイナ教ミールが運ばれてくる。これをジャイナ教徒自身がパッケージを破らないといけない。日本人が比較的多く乗っているANA便では、何をしているのだろうかという他の乗客からの好奇心の視線が辛かった。

 そして安定飛行に入り、おつまみとドリンクが提供される時間になると、客室時用務員は、普段通り同行者におつまみを手渡す。その後すぐにジャイナ教ミール選択者であることに気づき、「お祈りを捧げていませんが、大丈夫ですか」と聞く。その真顔でやりとりしている姿が、端から見ていて非常に滑稽だったのだ。

 機内食が提供される時間になった。スペシャルミールの場合は、一番最初に間違いが無いように提供される。普通は前の座席から提供していくのに、それを飛び越えて提供されるもんだから、また周囲の乗客から怪しげな目で見られる。

 そしてパッケージを開けた時。あれだけ手間を掛けて、恥もかきすてて、出てきた食事は、なんと主食がマッシュポテトだったのだ。そのインパクトにさすがジャイナ教ミールだと感心した。

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 その後、軽食の提供時。ドリンクとパウンドケーキが提供される。そう、ジャイナ教以外は。

 

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最後までジャイナ教ミールは裏切らないのである。