Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

Bangkok (7)Asiatiaque The Riverfront

 昔タイが「シャム」と呼ばれていた時代に開かれた貿易拠点(船着場)を再開発して出来た巨大ナイトマーケット。

 バンコクを代表するマーケットと言えば週末にのみ開かれるチャトチャックウィークエンドマーケットではあるが、今回の旅程に週末は含まれていないので、行く事はできなかった。本来であればあのマーケットのごった煮状態を一度は同行者に見て貰いたかったが、開かれていないので仕方ない。変わりの場所を探していたが、ルンピニバザールも閉鎖して久しいし、昨日夜に行ったサイアムパラダイスも閉鎖されていた。

 色々調べてみると、チャオプラヤー川の側にアジアティークというマーケットが作られたということを知り、本日行く事にした。バンコクのマーケットとしては珍しく美しい作り。入口だけ見ると、イオンモールかユニバーサルスタジオのような開放的な広場に大きな看板。この美しいエントランスを見ると、自分たちが探し求めている店が果たしてあるのか不安になる。

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 しかしネット検索では確実にそこにあるのだ!オープンは夕方の17時過ぎからというネット情報からも確実性は高いと思われる。到着した時間は15時過ぎ。17時までの時間を潰すために、遅いランチをここで取ることにした。

 MKレストラン。最近日本でも店舗数が増えてきたタイスキを提供するチェーン店だ。考えてみれば自分たち、バンコクに来て純粋なタイ料理をまだ食っていなかった。いつもはランチは現地ツアーで提供されるビュッフェやタイ料理もどき、夜は道ばたの小綺麗な飲み屋で済ませることが多かったので、タイスキのように専門食器の必要な料理は本日が初めて。

 タイスキ、実は自分はそんなに好きではない。タイスキを食べるのであれば、普通に火鍋を食べる。というのも、どうしても鍋に「すっぱ辛い」たれが我慢できないのだ。だけれども第一次的には選択しないだけで、嫌いではない。特にあのだしに少しの塩をいれると非常にあっさりのスープがクセになる。

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 MKで食事をしトイレのために外に出ると、時間はちょうどいい頃合い。シャッター通りであった道が少しずつシャッターが上がり始め、そこは「物欲のパラダイス」と化していたのだ。MKにもどり、早々に支払いをすませた後、その開かれたばかりの「楽園」へのドアを開く。

 Dr. Fish。最近歌舞伎町でも見かける様になったが、わたしは最初バンコクで体験した。なのでDr. Fishはバンコクが本場だと思っているのだが、この魚肌の角質を食べてくれることで有名になったのだ。日本のものは小ぶりでかわいらしいが、本場バンコクのものはでかい。特に人々が多く集まる場所だからか、やたらでかいDr. Fishが水槽に足を入れた瞬間に群がってくる様は、おぞましいの一言であった。その様はアマゾンで牛や馬がピラニアの集団に食い殺されているかの様だ。実際の感覚は、大量の魚が食いつまみにくるものだから、足裏に微弱電気が流れるいるかのよう。笑いを我慢するのに苦労した。

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 その後本番のショッピング。美しく区画整理された小間の間を物色しながら歩く。この時点では結構売られている商品の大体の品揃えや価格などが分かってきたが、ここの店の価格は他のどの店よりも安かった。大体1/3程度で販売しており、大量買いでさらにディスカウント。言い買い物が出来た。

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 帰り際ソーダ水を飲みながらタクシーでホテルに戻る。ホテルの最寄り駅であるナナ駅の歩道にも土産物販売をしている屋台が夜になると建ち並ぶが、その横を通り過ぎまずはホテルに向かった。気づいてみればバンコクも今日で実質最後。同行者にもう一度行ってみたい場所があるか確認すると、パッポンのマッサージに行きたいと言う。

 であるならパッポンではなく、ホテル付近の「すこし刺激的な」マッサージに行こう、と言うことになってタクシーで移動した。

HERO(ヒーロー) - ゲイの海外旅行ナビ バンコク編

 この店の特徴は、まるまる1軒ゲイ施設である点だ。カフェが隣に併設されており、エントランスから店の入口まで、小さいテラスがある作りになっている。実際の店内は、マッサージ師と客とがガラスで区切られており、客は椅子に座りながら待機しているマッサージ師を物色する。逆にマッサージ師の方は待機部屋でトレーニングしたり、本を読んだり、携帯をいじくったりと好きな事をして過ごす。この店では、マッサージ師の普段の行動が随時客に「モロ見え」なのだ。残念なことにめぼしいマッサージ師も居なかったので退居し、ホテルの前の美味しい店で最後の晩餐と、ナナ駅前の屋台で『また』買い物をするという近場で過ごし、翌朝の飛行機に乗ることにした。

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