Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

I have a day off tomorrow. I wonder what should I do...

明日は仕事がお休み〜。何をしようかな。

 新宿に行くんだった。3ヶ月前に予約したもんだから、時間とかを忘れてしまうんだよね。 明日からの休日を有効活用するために、本日大阪の仕事を「おもっきり」遅くまでこなしてホテルに着いた。いやはや、頻繁に大阪には戻っているが、最近の天王寺界隈の開発には目を見張るものがある。

 高校時代、自分は神戸だったので、あまり天王寺には縁がなかった。それでも大学受験の際には天王寺の隣、上本町の河合塾に通っていたもんだから、天王寺界隈は1年間は遊んだ。天王寺のランドマークは、その当時の近鉄百貨店あべの橋店。以前から、隣接するようにHoopやらがオープンしていたが、それでもハルカスの大きさと、地下で3つぐらいの商業施設に移動できるのには、往年の天王寺利用者として、そして最近は2ヶ月ぐらいに1回利用する者としては、何とも違和感がある。こんな美しい天王寺なんて、天王寺ではない。

 さて前置きが長くなったが、ここからが本題で、天王寺より数駅、関西でも有数のコリアンタウンである鶴橋駅鶴橋駅に降り立てば、そこは漂う焼き肉の臭い。小さな、そしてゴチャゴチャとした路地に乱立する韓国料理店。それは新大久保とはまた違った雰囲気があって面白い。戦後のドサクサからそのまま現在まで続いているかのような雰囲気なのだ。

 以前関西では、焼き肉といえば、やはり鶴橋ではあったのだが、もっか観光地化してからは、その味の低下が顕著ではある。それ故に自分は、韓国料理が食べたくなれば、少し商店街を歩いた場所にある店に行くことにしている。

 正直に告白するが、関西滞在中の3日間、3日間の夕食はここ、「爛」という韓国料理店でユッケジャン&プルコギ定食を食べた。店員さんも驚く程の中毒症状ではある。ここまで毎日食べるのは今回が初めてではない。距離が許すなら、関西滞在中はいつもこれを食べるのである。


爛 (Korean Kitchen 韓国創作料理) - 玉造/韓国料理 [食べログ]

 鶴橋のように、韓国料理の街ではなく、商店街の一角にぽつんと佇むように、その店はある。どうやら繁盛しているようで、近くに競合店が出来たが、すぐに閉店。その上、爛は2号店を出すほどの繁盛ぶりだ。一度食べたらその理由がわかる。どの韓国料理店よりも旨いのだ。

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 ユッケジャンは白濁したスープに唐辛子をいれ、韓国から輸入した乾物を丁寧に下処理して煮込まれている。ただ辛いだけのユッケジャンではないのだ。だからこそ、新大久保で食べるユッケジャンは、どこか物足りなさを感じる。旨味というか、味に深みがないのだ。

 そしてプルコギ。こちらも少しアレンジが加えられている様で(本国のプルコギは肉を焼いているというよりかはすき焼きに近い)、熱々の鉄板の上に焼かれて出される。その香ばしい香りと、鉄板の上でグツグツといっているビジュアルが、食欲を刺激される。

 特に中毒性があるのが、ユッケジャン。本気で何か薬物でも入れているのかと錯覚するぐらいに旨い。毎日でも食べたくなる。聞くところによると、昔はどこでもこの店の方法でユッケジャンを作っていたが、手間が掛かりすぎるので、どんどん簡易化されていったようだ。その味の差は、『本当の』ユッケジャンを食べないと分からない。ここのユッケジャンを食べると、他店のものに「出汁を取っていない味噌汁」を飲むかのような物足りなさを感じるのである。だから私は今だからこそ断言する。大阪の名物はユッケジャンだと。