Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

You should say it out loud more. That way you'll get better at pronunciation.

もっと声に出せばいいよ。もっと発音がうまくなるはずだから。

 巷で有名な私の外国語の発音ベタ。まー実際下手なのだからなんの反論もできないのであるが、正直、言語学者でもない限り、発音などはどうでもいい気がする。むしろ的確に自分の主張ができる表現や語彙力のほうが重要なのだと思うのだ。だからといって、発音が下手であることを正当化することはできない。

 急に学生時代の先生の言葉を思い出したのには理由がある。実はBL小説が大好きなのだが、最近また読み始めたBL小説は烏城あきら『許可書をください』である。

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 今回で何度目だろうか。この小説は、主人公同士の色恋物語の他に、日常の仕事風景の描写が細かく、また実際に工場の1年を見ているかのようなストーリー展開が、ただのBL小説を超えた物語になっているのだと思う。

 小さな化学工場。24時間稼働している工場内では多数の男性が勤務している。今後もこの工場を発展存続していくためには、今までいなかった化学工学専門の大卒社員を入社させることが必要だったのである。

 そこで大卒1期生として入社した阿久津は社内の大きな期待をもって勤務することになる。大学で化学を学んだといっても、現場では全くの素人。

 一方もう一人の主人公である前原は工業高校卒業後この工場に働きはじめ、根の真面目さと妥協なきまでの仕事への情熱で、若手有望株であった。

 彼ら二人が、お互いの友情を超えて恋愛感情を抱くことは一種当然だったのかもしれない。それはまるで、一方の不足している部分を補うようにもう一人が存在しているかのようだから。こうして二人を中心として工場は動き始める。

 数々のBL小説を読み漁った自分からしても、このBL小説にはハマってしまうポイントがある。

 「工場」といういかにも女っ気ない職場環境。もちろん作業着という「制服」も高ポイントなのだが、男性しかいない工場という職場環境で繰り広げられる仕事内容の描写もまた読者を楽しませてくれるポイントなのである。

 ここまで書いておいて、本日はBL小説ネタではなかった。ゴールデンウィーク2日目は友人と中華街で待ち合わせ。やはり年に数回しかない大型連休ということもあり、そして気候も気持ちがいい頃でもあるので、中華街には多数の人がいた。入り口近くの喫茶店も席を確保するだけで疲れるほどであった。

 お茶とパワーグッズを購入した後に夕食に移動。本日はジンギスカンを食べる予定だったのである。ジンギスカンといえば、タレに漬け込まれたジンギスカンが非常に有名ではあるが、私が好きなのは、生ラムのジンギスカンだ。ただ生ラムの場合、肉の品質に非常に左右される。少しでも悪い肉だと、臭くて食べることができないし、固かったりと店によって様々なので、なかなか新しい店に突撃できない。

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その中でも、ここ三匹の子羊は臭みも全くなく、非常に美味しい肉を提供する。

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本場北海道流に、鉄板の上にこんもりともやしを敷き、その上にラムを載せる。ラム肉を蒸し焼きにするのが北海道流だそうだ。

久しぶりのジンギスカン。タップリと食べたあとに、お茶漬けで〆た。