Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

マカオの現在

ポルトガル租借地であったマカオには、現在でもポルトガルの文化的影響が色濃く残っている。ただこれはマカオの一面でしかない。むしろ現在は、その収入の大部分をカジノと観光産業で得ており、その中でもカジノからの収入は、マカオ在住者の福利厚生に大きく貢献しているという。そして一人のカジノ経営者が個人で建てたというマカオタワーに向かった。

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マカオタワーの名物といえば、世界一高い場所からのバンジージャンプと、スカイウォーク。さすがに自分は高いところが怖いので体験しなかったが、一介の観光客がバンジージャンプをしていた。
建物内部ですら高くて足が竦んでしまう自分には狂気の沙汰であるので、体験者には率直に「すごい」と感じた。
 
  動けば腹が減るのは自明の理で、昼食にはホテルオークラで、ポルトガル料理を食べる。もちろんポルトガル料理もうまかったが、何と言ってもマカオ名物といえば、エッグタルト。食後のデザートとして、焼きたてのエッグタルトを食べて、香港への帰路についた。
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  出発した、同じフェリーターミナルに到着。フェリーも満席だったし、他の航路の到着とも重なり、入国審査に長者の列。1時間ほど並び無事香港に戻ってきた時にはすでに日没が近く、薄暗くなり始めた街並みに、煌煌とネオンが灯り始めたころであった。
  尖東エリアに移動をし、今回の土産物を物色。とりあえずジャスミン茶と印鑑を購入した頃に、旅の疲れも感じたので、土産物店の上にあったマッサージ店に飛び込む。足裏と肩、角質取りをオーダーし、全ての施術が終わった頃にはすでに10時を過ぎており、急に腹が減ってきた。
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  そこでマッサージの人に、近くで、美味しい料理店を聞いてみる。そうすると、私もまだ夕食をとっていないので一緒に食べようと提案してきた。ふつうであれば絶対に断るのであるが、マッサージ中ずっと話していて、この人がどうしても悪い人だと思えなかったので、快諾する。
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連れて行ってくれたのはローカルの火鍋店。重慶あたりでよく食べたが、こちらの注文方法も同じ。とりあえずは、自分の好きな食材をオーダーして、鍋にぶち込んだ。途中、火鍋の味にも飽きてきたので違う食物も注文。
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山椒の辛さに悶えていると、自分は中華圏にいるのだとあらためて感じる。
そして終電間際の地下鉄でホテルに向かう。時は大晦日。すでに多くの若者がカウントダウンのために繰り出してきており、道路も封鎖状態、人混みをかき分け中環のホテルに戻った。