揚子江飯店
先日、久方ぶりに大宮にある揚子江飯店に行ってきた。かれこれ10年ぐらい前から頻繁に通っていた中華料理店ではあるが、引っ越してから足が遠のいていた。
大宮駅の西口を降りると、高島屋が建ち、一歩その裏道に入り込むと、狭い土地に所狭しと飲み屋が建ち並んでいる。その大部分は中国系、いわゆるチャイパブだ。時間時になるとチャイナドレスを着込んだ、店の女性陣が、その路地を通り過ぎるサラリーマンを呼び込んでいる。
その街のメインストリートを一歩入り込んだ所に、目的の店がある。一言で言えば「場末」の「小汚い」中華料理店ではある。どこの街にも一つはあるであろう、はやっていなさそうな中華料理店、そのものである。ただこの店が他とは違うのは、流行っているのである。もし週末に行くならば、大部分のテーブルが埋まっていることに驚いてしまう。客層は、場所柄同伴出勤をするカップル、出勤前の食事をしている中国人、そしてサラリーマンなどだ。
自分がたまたまこの店を知ったのは、相当一目惚れをしているチャイパブの店長にこの店を聞いたから。実際いってみると、中国語が飛び交っており、相当の怪しさが漂っている。本当に旨いのか半信半疑では有ったが、ここは勇気を持って注文したのが、始まりである。色々と注文をしたが、最終的には、ここで注文するメニューは固定化されて来た。本日もその定番メニューを注文。
まずはサラダ。
ここでのお勧めは、ポテトサラダと豆腐のサラダ。
ポテトサラダは、少しの酸味の後、ピリッと山椒と唐辛子の辛さが癖になる。豆腐のサラダは、すり潰した豆腐にミンチ肉を加え、最後にエビ油で味付けをしたすこしコッテリした味付け。
その後、本格的に肉類を注文した。お勧めはせせりのスパイシー炒めと、スペアリブのスパイシー炒め。
辛さは、見た目ほど辛くは無く、それよりも肉の旨味を引き立てている感じ。濃い味を十分堪能したので、〆には塩ラーメンとウニ炒飯を注文した。
久しぶりだったが、やっぱり相当旨い。大満足であった。
同行者:某I氏