Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

週末旅行( 1 )

かれこれと2年前から友人と自分の間で話題に上っていた週末の温泉旅行。時間が無いことやスケジュールが合わなかったりと、話題には上がりそして立ち消えになっていた、この週末温泉旅行をついに実行する日になった。先週末、土日だけの温泉旅行に行くことにした。場所の選定は、鬼怒川・日光。本当は草津あたりに行きたかったのだが、なかなか遠くて、疲れを取りに行くのか、疲れに行くのか分からない状態でもあったので、ここは鬼怒川温泉で妥協。

関西で、「関西の奥座敷」と呼ばれる有馬温泉は、その格式もさることながら、おそらくは関西の主要都市から近いという「地の利」もあるだろう。それを東京に当てはめれば、間違いなく日光・鬼怒川周辺である。

日頃の行いが非常に悪いため、出発日の前日より土砂降りの雨。金曜日は諸用で新宿に泊まったが、新宿から北千住に向かうまでも濡れるほど降っていた。北千住駅で特急に乗り、鬼怒川温泉駅に向かう。

初日の予定は、鬼怒川温泉駅でレンタカーをし、中禅寺湖男体山、戦場ヶ原、奥日光を観光する予定。鬼怒川温泉駅を降りても、雨は降り止む気配が無い。というか、むしろ雨脚は激しくなっていく。この日本を代表するパワースポットに向かうのだから、自分の願いを祈っていたが、なにぶん日頃の行いが悪いため、叶えてくれない。

ということで、降り止まぬ雨の中、中禅寺湖男体山、戦場ヶ原、奥日光に向かった。

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雨は、幸いにして小降りになった。それでも天候は曇りのまま。本当であれば、中善寺湖畔の清々しい景色を楽しめるはずであるのに、周り一面灰色であった。ただ灰色に一点、浮かび上がる朱塗りの社殿が、雨に濡れているのは、これまた美しかったのも事実である。

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奥日光に向かう通過地点に、戦場ヶ原がある。子供の頃に見たドラえもんの映画、「のびたの魔境大冒険」に出てくるかのような景色。高さが低かったり、伸びてはいるが幹が非常に細い高山植物が生えている。遠くに望める山々には霧がかかり幻想的な風景であった。

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そして本日の折り返し地点、奥日光に到着。車も奥日光に着くにつれ、エアコンの風を通して車内にも硫黄の臭いがしてくる。日光エリアの温泉地は複数有るが、源泉が違うのだと改めて実感した。そして、湯の湖。中禅寺湖ほどの規模ではないが、凛とした美しさがそこにはあり、そして少し肌寒いが寒くもない気温が、その美しさを際立たせているように感じた。

無料の足湯があったので、そこに浸かり、本日の宿「鬼怒川御苑」に向かうことにした。

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