Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

上野であいましょう〜昨日、上野で( 2 )〜

宮部みゆきの著作で、ずっと『ソロモンの偽証』を読みたかった。色々な所での評価も相当よかったからだ。ただ読もうと思っていた頃はまだ文庫本が発売されておらず、何ともモヤモヤした気持ちではあった。

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それが本日、日暮里駅内のLIBROをボーと見ていると、かも本の文庫本が売っているではないか。なんか8冊分冊らしいけど、本日から少しずつ読んでいこうと思いすぐに購入。日暮里駅を出、待ち合わせ時間に余裕も有ったので、近くのエクセルシオールに入り早速『ソロモンの偽証』を読み始める。

まだ200ページ位読み進めた所ではあるが、まだまだストーリーの全貌がつかめない。物語のはじめは、すこし物語の進捗が遅いと感じるぐらいではあったが、その非常に細かな設定が妙に物語にのめり込ませていく。まだまだこの長編作品はスタートしたばかりでこういうのも何だが、名作の予感がする。

 

その後、定例のA氏との食事会。

最近はずっと新宿だったし、その上なかなか時間が合わずに、今回もかれこれ1ヶ月ぶりぐらいに時間が空いてしまった。なのでこの上野の中華店に来るのも半年ぶりぐらい。この店は知り合った当初によく来ていた店で、久しぶりだけれども、その味は馴染み深い。

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相変わらず羊肉串のスパイシーな感じは旨い。この料理に使われている香辛料、クミンには鉛筆削りの様な独特の香りがある。結構ワキガの方でもそのような臭いの人がいるが、私はこの臭い嫌いではない(反対に、酸っぱい系は無理だ)。なんか落ち着くのである。言ってみれば、鉛筆削りの臭いは原料の木材の香り、森林の香りでもある。決して変態的なものではないと思う。そして自分の場合はそのワキガの臭い(鉛筆削りの臭い)を嗅いでも口に唾が湧いてくる。エロい妄想ではなく、この羊肉串を想像させるのだ。

私がお勧めの、あんかけかた焼きそばも絶品であった。あんかけかた焼きそば、渋谷の梅蘭がつとに有名ではあるが、こちらの海鮮焼きそばもなかなかのもの。麺だけでパリッと焼いたものではなく、麺と卵を炒め、餡の上に載せて出てくるのも梅蘭と同じ。餡は麺と絡めてちょうどいい様に若干濃い味付けになっている。食えなかったものは「打包」して本日は帰宅、就寝した。