Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

食事会

アジアの料理には翌日体臭として臭いが残るものが何故にこうも多いのか。そしてそういう料理に限って中毒性がある。韓国料理も非常に旨くて中毒性が有るのだが、韓国料理に多用されるニンニクが翌日息をしているだけでも臭う程なので、長い休日の前でないと食べることが出来ない。そして昨日・金曜日、三連休の前でもあるので久しぶりにコリアンタウンに向かう事にした。

前回この店を訪問したのは、かれこれ半年前、未だ吐いた息が白く色づく頃であった。季節はめぐり、夏のうだるような熱さが一段落した昨日、久しぶりに本日の店に行くことにした。

大久保のドンキホーテ付近にある韓国海鮮料理店に昨日訪問したのである。この店『東海本家』は韓国料理店が犇めく大久保でも珍しい韓国風刺身(フェ)を出す店である。自分は、この「東海」という韓国での日本海の呼び名を大々的に店名に冠している点、そして韓国政府が大々的に「日本海」という呼称を「東海」に変更したがっている点から、あまり行く気はしないのだが、それを差し引いたとしても、ここの刺身は新鮮だと感じるのだ。

本日はヒラメの刺身一式を注文する。なぜだかこの店には盛り合わせという概念が無く、魚単品注文すると丸々1匹が出されてくる。その上、サラダやケジャン、チジミ、あら汁までセットになっているもんだから、相当量出てくる。おそらく数人単位での食事を想定しておらず、かなりの人数での宴会を想定したメニュー作りなのかと思う。

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ケジャンをつまみながら、チジミを食いながら喋っていると、本日の主役ヒラメが運ばれてきた。

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ドライアイスが焚かれ、ツマに堂々と鎮座しているヒラメ。エンガワまで盛りつかれており旨い。どこが韓国風かというと、醤油のかわりにチョゴチュジャン(酢が入ったコチュジャン)にワサビを溶かし食う。もちろん肉と同様、新鮮な葉っぱに巻いて食べるのが韓国風。ただ、葉っぱに巻いて食べることは日本人の口には合わないかもしれない。なぜなら、葉っぱの味が強すぎて、刺身の味がぼやけるからだ。ただ、チョゴチュジャンとの相性は抜群で、もちろん醤油も捨てがたいのではあるが、これはこれで「アリ」の食い方なのである。

すこし足らない。かといって刺身を追加しても余らすだけである。自分は食べ物を残すことが非常に嫌い、それも嫌いな行為の最上位に来るぐらい嫌いではあるので、刺身は追加しなかった。

かわりに、

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ニンニクのまる揚げ

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ホタテ焼き

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牡蠣

を注文。やはりニンニクのまる揚げは韓国料理店が上手に調理する。まるでジャガイモの様にホクホク、外はカリカリで、非常に旨い。食事後からひどい有様になるのに、これだけはやめられない。パクパクと箸休めのつもりで注文したのに、ニンニクに箸がむかう。

その後、〆に冷麺と石焼きビビンパを注文して本日は帰路についた。

翌日の早朝、自分の発する息の臭いと、トイレの中での便の臭い、それはもう異常な程の異臭で、鼻がひん曲がりそうになる。そしてその臭いでこの本日の食事会をブログに載せようと思うに至ったのだ。