Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

Power Stone

  パワーストーンを信じるだろうか。おそらく多くの人はパワーストーンの「効力」について懐疑的だろう。かくいう自分も他人に勧められるほどには、その「効力」なるものに確信を持てない。

 
  また、そうは思いながらも、古より多くの人々から信じられてきたからこそ、(特定の石に何らかの威力があると信じられてきたのは、古くはインカ帝国以前より存在するらしい)石の「効力」について否定もできないのである。それは、例えば、老舗と言われる名店が時代をまたぎ多くの人々から支持されているのに似ている。ある人々からは支持されていても、ある特定の人々には高いだけで何の意味を持たない存在。
 
  そこには宗教とはまた違った意味が有ると自分は思うのだ。昔からそういうパワーストーンには興味はあった。それを加速度的にハマっていく様になったのは、大学院時代。
 
   自分は修士号は上海にて留学していたので、その頃のバイト先が、お茶とパワーストーンの販売店であった。多くの石と質、そして「効能」、その店で色々と学んでから、ますますパワーストーンの魅力にハマって行くことになる。
 
 ただ世間的には、ある特定の石に、ある特定の「効能」が在るとされているが、それは間違い。そうではなく自分が素敵だと、非常に魅力的だと思う石、それこそが最も自分に合った石だと、中国では言われる。それは高尚な風水が、とある自称風水師によって、カラーコーディネートの類に錯覚させられてしまった事にそっくりである。
 
  それはともかくとして、先日のバンコクにて、掘り出し物を発見した。日本では10万前後するルチルクオーツを2万円前後で購入できたのだ。価格もさることながら、何かほって置けない雰囲気があった。これを逃してしまうと二度と巡り会えない。まぁバンコクの、しかも郊外だから当たり前ではあるのだが、それでもフラッと立ち寄った土産物店で残り1つとなった地味に置かれたブレスレット。何か運命的なものを感じたのだ。
 
 探せば、もっと透明度の高い奴が在るかも知れない。だけれども自分はもうこれでいいと思った。カードという飛び道具で支払い。5600B。
 
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  かくして、自分が一番信頼している中華街のとある店に伺う。その石が自分にあっているか、そして、以前購入した石と、体内の「気」を整えてもらうためである。かれこれ1ヶ月ぶりぐらいの来店であるが、相変わらず、中華街に数多ひしめく土産物店とは一線画した商品群である。店内はなにか、「聖」なる空気が漂っていて、そこにいるだけでも落ち着く。
 
  気を調整してもらい、パワーストーンの調整。自分にピッタリではないが、悪くはないとの事で、本日より本格的に着用。こうやってみると、なんかアフリカの霊媒師の様になってきた。
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