Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

Tea

  私は茶が好きだ。上海に留学中の2年間上海のお茶店でアルバイトをし、イギリス留学中もお茶販売店でアルバイトするぐらい好きなのである。
  お茶を飲むという行為、喫茶であるが、日本に伝来した当時は薬として飲まれており、漢方と密接な関係がある。鎌倉時代に栄西によってもたらされた茶が、純粋な「楽しみ」として定着するのは戦国時代頃である。
  お茶が薬という役割、ここでは効く、効かないという事は別として、現代においても民間療法として残っているのは、そういう経緯なのかもしれない。それはともかくとして、だからこそ、現在の喫茶文化は、味や見た目を楽しむという系列と、なんらかの効能を期待する系列のお茶があるのだ。
  中国茶、これは自分が一番好きなのだが、中国茶においては、大陸よりも台湾系のお茶が自分には良く合う。風味が柔らかくそして奥深い。
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  ただ、台湾系のお茶ばかり飲んでいるわけでもなく、最近嵌まっているのは「苦丁茶」。
このお茶は、苦丁木という木の葉っぱをお茶にしており、、非常に独特な形状をしている。長細く丸められたお茶っぱを1本、急須に入れ、お湯を注ぐ。

効能は、中性脂肪の減少、むくみの解消など、デトックス系である。確かに味も独特なのだが、慣れれば病みつきになる味ではある。ただ注意なのは、ガバガバ飲んでいるとお腹が緩くなる。確実にトイレの回数も増えるので、何かしらの排出作用はあるようだ。巷間宣伝されているダイエットに関しては、自分は懐疑的である。
まー、入浴に喫茶に、デトックス、デトックスって、どれだけ体内に毒素を溜め込んでいるのか!って言われそうなのだが。
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そして、碧螺春。『へきらしゅん』と呼ばれ、中国を代表する緑茶である。特徴はその香りと、飲んだ後のスッキリ感。そして食事中も食事の邪魔をしないその味も好きだ。
特に変わっているのはその形状。名前が表すように、カタツムリの貝のような形状で、一度蒸らすと美しい碧色に変化し、まるで海藻のような見た目に変わる。そこにお湯を継ぎ足し、継ぎ足し飲み続けて行くのがうまい。