Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

There are times when you want to forget everything and just have fun, aren't there?

何もかも忘れて、ぱぁ〜っと騒ぎたい時ってあるよね。

  2日間の楽しい時は終わり、久しぶりに自宅に帰った。相変わらずの自宅で、この数日間に溜まった洗濯をする。この夢の代償は、大量に洗濯槽につまった洗濯物と、睡魔だった。一気に現実に戻された自分はせっせと家事をするのだった。

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  一通り家事を終え、ベットに潜り込む。自分のベッドのいつもの香りがさらに自分の睡魔を高め、いつの間にか寝てしまっていた。気がつくとすでに夜の18時。早速シャワーを浴びて、かなり以前より決めていた火鍋に向かうことのした。

  かれこれここの火鍋店に来るのは半年ぶりぐらい。最近火鍋もメジャーになって来たし、普通の中華店でも火鍋をリーズナブルに出す店もあるので、この店のプライオリティは低くなってしまった。だけれども、本場四川の味を、言い換えれば、モンゴル風ではない四川料理の火鍋を出す店では、ここの味は最高レベルだと自分では思っている。

  鍋のスープの深みと、食材の味、そして食材の豊富さも他の店の追随を許さない。池袋にはもっと本格的な、そして日本人が誰も行かない店があるのだが、この店に関していえば、日本人もなんの躊躇もすることなくいけるのだ。

  肉は豚肉。牛や羊もあるが、自分はダントツに豚肉が好みだ。豚の脂の甘みがこの鍋にはピッタリとマッチして他の肉が食べたくなくなるほど旨い。

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その他、中華ハムや野菜類、ウインナーに魚肉団子などを注文し鍋に入れる。
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鍋が一通りできるまでに、タレの準備。本場同様、ごま油とゴマだれが準備されているが、自分の一押しは、ゴマだれの中にごま油を入れるミックス。なんともこれが最高にうまいのである。十分に混ぜて、最後に塩で味を整えれば完成!
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  ここから1時間あまり。自分たちは何かにとりつかれたかの様に食い漁る。豚肉だけで7人前を食い、その他に餃子や、ジャガイモなども食っている。
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  我ながら相当の食欲だ。ダイエットに励んでいると自分で言いながらも、こういう食事をしてしまうことに、自分の意思の弱さとなかなか減らない体重に幻滅してしまうのだ。
  だけど、それはそれでいいではないか。時には何もかも忘れて欲望のままに食べ尽くしたい時があるである。そう自分に言い聞かせ、最後のデザートに臨む。
  そう、ここに来て最後のデザートを食べないのはなんだか損をした気になる。取り立てて珍しいデザートでも、丁寧に時間を掛けて作ったデザートでも無いのに、このデザートを食べないと損をした気になるのだ。
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  バニラアイスのきな粉かけ。おそらくは市販のバニラアイスにきな粉をかけただけなはずであるのに、これが恋しくなる。それはいままでこの店で食べた食材の中には無い味覚。甘味が、熱さと辛さで麻痺した自分たちの口の中をリセットしてくれるかの様に、優しく口の中に広がっていく。そしてきな粉の香ばしさが、良いアクセントとなって甘ったるさをかき消してくれるのである。
  完食した後に、東新宿の夜道を歩き帰った。

同行者;某A氏