Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

To my single life! Cheers!

シングルライフに乾杯!

  年末も押し迫った頃に怒涛のごとくブログを更新しているワタシ。案ずるな、もののけに取り憑かれたわけではない。そうではなく、徐々に書き溜めていた記事を徐々に完成させているだけである。

  特段もののけに取り憑かれたわけでは無いのだが、物欲が日に日に高まっていき、欲しいものがたくさんある。折しも世間は年末。年末年始といっても自分が子供の頃の様に、店が一斉に休むということはなく、逆に街に活気が溢れている。休みになった人たちが街に繰り出し、お店はバーゲンを開催中。昔のような静かな年末ではなく、多くの人々で賑わっている昨今の雰囲気もまた好きだ。

  年末の雰囲気は、自分が普段から通っている美容院にまで及んでいる。年末になると急に美容院もにわかに忙しそうで、普段であれば希望通りの予約を入れることができるのに、この時期だけはなかなか予約が入らない。

  それでも私がその美容院に通い詰める理由、それは担当の美容師が上手いというわけでも、気に入っているというわけでもなく、カットの後にしてもらっているヘッドスパがすごく気に入っているからだ。

  時間で90分前後、シャンプーから始まり頭皮を90分かけて丹念にマッサージしてくれるヘッドスパは、普段から目を酷使している自分には、日頃凝り固まった部分が融解する様な気持ちよさ。そして施術してくれる方も自分のタイプなのだ。

  その施術してくれている彼を、仮にM君とするが、M君は山形出身。身長はそこそこ高いが、痩せ型で、なかなか自分の体型にあった服がなく、普段は女性の服で男性でも着ることができるものを買い求めているのだそうだ。東北地方出身のシミひとつない白い肌、綺麗な指で自分の頭皮をマッサージしてもらうと、マッサージ以上の気持ち良さを感じてしまう。

  この様に書くと中性的な男性が優しく頭皮をマッサージするかの様な語弊を与えてしまうかもしれない。現実はそうではなく、見かけによらず、高校時代はボクシングをしていたという、M君のマッサージは非常に力強く、施術されている自分が惚れてしまうほど。彼の激しいテクニックに何度も昇天してしまうのだ。やはり頭皮には性感帯が密集しているのではないかと思わずにはいられない。

  ヘアカットをし、ヘッドスパを受ける。この流れが一番好きなのだが、とにかく美容室は待ち時間が長い。待ち時間は誰でもするであろう携帯をいじり、普段はあまり読まない雑誌を眺める。この時間も私は大好きなのだ。

   大抵の美容室と同様、置かれている雑誌はファッション関係のものが多く、自分の席にもファッション関係の雑誌が2、3冊置かれている。昔であれば置かれていたsmartなどの、若者向けファッション雑誌が置かれていない事に、若干のさみしさを感じてしまうが、その事実を敢えて触れずに、自分の手元に置かれている雑誌を読んでいるのだ。

  この雑誌が毎回、私の物欲に火をつける。何気無く眺めていると、1つや2つ、自分の欲しい服や靴が出てくる。それを私は写真を撮り、買い求めてしまうのだ。

  先日買いたいと思ったのはコンバースの靴。自分が心底物欲の塊だと痛感したのは、欲しいと思ったコートと靴は共に色違いを既に持っているということだ。不思議なことに雑誌に載っている写真を見る限り自分が持っているものの色違いだとは思えない。違う商品と思ってしまい欲しくなる。

f:id:fitzgerald_jp:20151231114452j:plain

  かくして、美容室のM君から勧められたシャンプーを買い求め、雑誌で見つけた服を買う為に街に繰り出すのであった。

f:id:fitzgerald_jp:20151231114433j:plain