Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

I'm freezing to death.

寒くてしにそうだ!

  あまりにも暇で、暇で、自宅でテレビを見ているのにも飽きてきたので、外に出かけることにした。外に出たからといって、取り立ててすることもない。駅の繁華街を歩いてはみたが、興味がわくものには出くわさなかった。することもなく歩いているそれは、ただの変な人でもあり、身体から無慈悲に体温を奪って行く。

  そう言えばこの近くによく通っていた居酒屋があることに気づいた。本日の昼食はそこで済ます様にした。この居酒屋、結構様々なメニューが揃っている普通の居酒屋なのだが、何故だか「ぼんじり」だけ飛び抜けて美味い。ここのぼんじりを食べると他の店のものを食べられなくなるぐらいだ。

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  そのあとは和風オムレツ。和風オムレツというちょっとおしゃれな名前ではないが、味は抜群。カツオ出汁が効いた卵にネギを入れているだけなのにめちゃくちゃ美味い。ちなみに関東なんかでよくある、甘い卵焼きは自分は嫌いだ。やはり卵焼きは出汁の味がする卵焼きに限る。それも焦げ目がついていないほうがいい。柔らかに焼かれた卵が口の中でフワッと溶け、卵の甘さと出汁の旨味が口の中で広がる感じが好きなのだ。

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  そのあとはカニクリームコロッケを食べる。メニューを見た時は、スーパーでよく売られているオーソドックスなクリームコロッケを想像していた。あの俵型のよく見かけるやつである。ところが、出て来たのは、ちょっと高級な洋食店、イメージ的には銀座で昭和の初め頃から営業している、現在は3代目がオーナーとして営業している様な洋食店で出てきそうなクリームコロッケだった。その老舗洋食店と違う点は、この店が居酒屋であるということ。洋食店であれば当然出てくるであろう自家製のデミグラスソースなどというものは当然なく、ウスターソースをぶっかけて食べた。
 
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  腹ごしらえをしたのちは、電車に乗り初詣。私には、何があろうが、喪中以外は必ずお詣りに行く神社がある。「初詣」と言わず「お詣り」というのは、例年、年末年始は日本にいないから。今年は珍しく日本にいるので、初詣に行くことができた。時間は16時を過ぎているのに、まだまだ参詣客が多い。普段は静かな境内には屋台が出ており、昔ながらの「たこ焼き」や「りんご飴」が売られている。それを横目に、お詣りをし、毎年買っている御守りを購入した。
 
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  そして、何故だか滅多に引かない御神籤を引くことにした。それが運の尽き?だろうか、これまた数年ぶりのおみくじは「小吉」だった。全てが良くも悪くもなく、読めば読む程、現状維持という感じ。そして、目立たぬ様に地味に過ごせと書かれてあった。まぁ、普段から地味な人間で、目立たぬ様に過ごしているので、こちらは問題ないが、良くも悪くもない中途半端な感じで、なんとも複雑な気持ちにさせられ帰路に着いたのである。