Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

韓国料理

  忘年会もそろそろ解散する時間帯、11時に私たちは新大久保に降り立った。といっても、タクって1メーターの距離ではあるが。やはり12月中旬の週末。どこかしこにも忘年会を終えて帰路にたつグループが歩いていた。その人たちを横目に自分たちは目的の店を目指す。

  本日同行している人と初めて食事をしたのもこのお店だったはず。正確には入口を間違えて韓国料理店をハシゴしたのだが、本日のお店は、まだ韓流ブームが賑やかかりし頃、サムギョプサルがうまい店として連日連夜行列が出来ていた。
  もちろん、現在でもランチタイムやディナータイムにはかなりの行列ができているが、自分たちは大抵夜11時前後にしか行かないので、待ち時間などとは無縁である。この店に行くということは、当然店のウリでもある分厚いサムギョプサルを食べるという事なのだが、店に入ってメニューを見ていると思わず注文したくなるメニューがあった。
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  この極太の牛肉の塊。T(テラ)と名付けられた一際目立つその形状に、すでに自分目はロックオンされてしまった。やはりこれを注文するしかない。。。
  今まで、自分は牛肉を好んで注文はしなかった。若かりし頃で有れば余裕だったのだが、さすがに齢を重ねると、二口三口で味に慣れてしまって、飽きるのだ。そこでよく脂を落とした豚の出番である。豚はどれほど食べても飽きない。
  なのに、本日はこの大きな牛肉の塊を注文してしまったのである。いつもはサムギョプサルにチジミを注文するのだが、この大きさである。メニューには4から5人前と書かれてある。さすがに他のメニューは一先ず待機。焼けるまで、梨ジュースを飲んで会話を楽しむ。
 頃合いを見計らい、店員が慣れた手つきで肉を切って行く。
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  ものによってはレアで、ものによってはミディアムになった頃合いが食べ頃。サンチュに包みながら、時には単体で。タレをつけたり、辛味噌をつけたりしながら肉の味を楽しむ。
想像していたのとは違い、柔らかくてうまい。会話を楽しみながらパクパクと食っていると、既に肉は完食。二人なのに全て食い切り、若干腹に余裕があったので、たこ焼きチジミを追加注文。
  既に日は跨ぎ、店内には自分たちともう1組のグループしかいない。その1組のグループから、コソコソと、私たちのテーブルに運ばれてくる肉を見て「すごい」と話す。そして、食い切ったら、「わ、完食」とまたコソコソと話す。
  見た目は確かに大きいが、いうほど腹に溜まるわけではない。むしろその後のチジミも残らずに完食できたので、ちょうどいい感じの量ではあった。
  そして、1時過ぎ。閉店した店内を辞し、隣のサンクスで食後のデザート、ソフトクリームを買い、寒い路地でタクシーを拾い、目的地まで帰ったのである。
 
  新大久保の【味ちゃん】、やはりここはには滅多に注文をしないメニューにも驚きがある店であったのだ。
 
同行者;某A氏