Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

ここはどこでしょう

ここはどこでしょう?

 

f:id:fitzgerald_jp:20131202185629j:plain

 

先日、伊丹空港へ向かうバスに乗るために、天王寺駅前を歩いていたら、もう外観はほぼ完成していた、あべのHarukasu。

完成すれば、高さ300m、横浜のランドマークタワーを抜いて日本一のビルになる予定だ。大阪で一番高いビルといえば、あの「通天閣」だったので、一気に3倍の高さを誇る建物になる。

そしてそこにオープンするのは、近鉄百貨店。あべの近鉄百貨店をリニューアルオープンした形である。

考えてみれば、関西でも、近鉄百貨店のイメージは、高島屋・大丸に次ぐあたり。もちろん百貨店である手前、高級品を取り扱っていることは取り扱って居るのだが、庶民が驚く程の価格帯ではなく、庶民ががんばれば購入できる価格ライン。その庶民派百貨店の反撃がごとく、この日本一のビルに陣取るのである。

最近関西の再開発が活発で、古くは大阪駅付近のヨドバシカメラ出店を契機として、大阪駅の全面改築とLUCUAの出店、そして大失敗だといわれる「JR大阪伊勢丹三越」の出店と、大阪を訪れるたびに、キタの玄関は大幅に変貌を遂げていたのである。

その一方、ミナミの玄関である天王寺(ちなみに、両者は大きなターミナル駅ではあるが、私鉄とJRで呼び名が違う。大阪駅と梅田、天王寺と阿倍野は隣接している)は、そのような再開発の波も関係無いと思っていた。

たしかに、この辺は、よく言えば関西の下町、悪くいえば動物園とそこに集まる浮浪者のイメージで、治安的にも良くないのではないかと思っていた。そこにきて、日本一のビルの建設である。このHARUKASを中心として、かなり以前にオープンしているHOOPなどを併せると、一大ショッピングゾーンが完成する。その横には昔ながらの通天閣を中心とした文化圏が広がっている。

町並みとしては、関東には無い雰囲気を漂わせるのではないかと今から楽しみである。