軍師官兵衛

  今年の大河ドラマのタイトル。

昨年まではどうも大河ドラマの主人公がパッとせず、幕末も自分的にはどうも興味が湧かなかったので、遠ざかってはいたが、戦国時代という面白い時代、それも軍師という知略を巡らした人物を主人公にしているドラマ、その主人公が自分の大好物の岡田准一、という三拍子揃ってもいるので、これは見ないわけにはいかないと思ってはいた。

  岡田准一、なんとまぁイケメンなんだろうと思う。あの優しげな目元と、シュッとした輪郭が好きだ。そして表情からは想像できない低音の声がまた堪らない。もう変なアイドルグループを脱退して斗真の様にドラマ出演一本に絞ればいいのにとも昨今思う。

  それはともかくとして、やはりこの時代を取り扱うと、必然的に登場人物と関係図が複雑になる。今だ戦国大名が群雄割拠している時代、さらに主人公が大名ではなく、その大名に仕える家老。

大河ドラマの視聴率低迷の理由にこの「複雑な人物関係図」と言われてはいるが、むしろこの人物図が物語を面白くしているのである。どう転ぶか全く分からない時代の人間関係、それを細かく描いた方が、物語としては面白くなる。

  自分は久しぶりに大河らしいテーマだと楽しみにしているのである。