Fitzgeraldの日常

通訳案内士資格保有の貿易業の日常を書き綴っております。

Bangkok (3)Night Life

 バンコクといえば、『世界中の好き者集う街』として有名である。この国の風俗事情は、昨日書いた地理的要因の為にヨーロッパから、アジアから、アメリカから「好き者」を招き入れているのである。

つまり一つの産業として成立しており、タイ人特有の性格からか、全くニューハーフがウェイターとして働いていても、男性同士が、女性同士が手をつなぎながら歩いていても全く誰も気に留めない。

盛り場に行くと、いい歳のおじさんが少女と手をつなぎながら、それもどう見ても家族ではない雰囲気で歩いているが、さすがにそれは後ろ指を指される様ではある。

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 その「好き者」の間で最も有名な盛り場はパッポンである。日本といえば歌舞伎町というぐらい、バンコクといえばパッポンなのである。その中でも一際日本人が多いといわれているのがタニヤ。タニヤにある酒屋は円-バーツの両替をしており、市中のレートよりも良いし、『有馬温泉』という店名のマッサージ店があったり、日本料理店などもある。その中にかの有名なゴーゴーバーやカラオケ、さらにはマッサージ店などが犇めきあっているのだ。

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 歓楽街の一角に、パッポンナイトマーケットがある。大体夜の7時頃から徐々に屋台がオープンし始め、夜の9時にでもなれば、殆どの屋台はオープンしている。コピー品からアパレル、土産物まで多種多様な商品が所狭しと並んでいる。タイのデフォルトではあるが、こちらの店もかなりの割増料金。大体交渉で半額ぐらいにまで下げればいい。多数の店が建ち並んでおり、重複している店も多いので、交渉が決裂しても違う店で買えばいいだけなのだ。逆にすぐに購入してしまうと、他の店の方が安かったという事も多々ある。まぁその差額が100B位、日本円で400円未満なので、非常に悔しがることも無いのかもしれないが、それでも交渉する価値はある。

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 私たちは一通り、パッポンナイトマーケットで大量の買い物を済ませ、夕食を食べることにした。パッポンの側、綺麗な道にテーブルと椅子が置かれた店で適当に夕食を済ませた。この店は以前にも利用したことがあった。以前にパッポンから最短のLa Medien Hotelに宿泊していた頃、毎日の様にここで食事をしており、味には納得していたのだ。しかし旨いという事の他に、今日の私たちには急いで食事を済ます理由があったのである。

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 パッポンの端にGay達が集まる、二丁目の様な場所がある。場所的には非常に狭いエリアではあるが、ネオンひしめくパッポンにあって、一際隠微で異質なネオンを煌々と灯している場所である。同行者はそこにある「ちょっと刺激的な」マッサージに行きたいとリクエストしたのだ。

 まずはどのような店があるか一通り確認。マッサージ店が2店舗、バーが数軒、そして、ゴーゴーバーは丁度Showが始まる頃合いで、客引きの声と、店内から漏れ聞こえるダンスミュージック、そして勃起させた全裸の男性が見える。

 思い返すと、私たちの目的はゴーゴーバーではなくマッサージなのだ。引かれる思いを断ち切り2店のマッサージ店を外から物色。決して人数は多くない。ただ若干他の店よりもボーイの数が多い店舗に決めて入る。

 そこからはタイ特有の顔見せ。選ぶのに悩んでいると奥からどんどんボーイが出てくる。そして目が合うとしきりに目で何かをアピールしてくる。そしてようやく私たち二人はマッサージシャンを決めた。コースは130分スクラブ&オイルマッサージ。

 最初シャワーを浴び、その後丁寧にスクラブで全身の角質を落としてくれる。これがまた気持ちいい。背中とお腹が終わると、一度シャワーに行き、次にオイルマッサージ。今日のマッサージシャンはテクニックがあるようだ。非常にうまい。そして知らない間に寝てしまっていた。

 目が覚めたのは、セクシャルな感覚があったからだ。ここではその内容を書く事は控えるが、相当すごかった。

 外ではカウントダウンが始まったようで、クラッカーや花火の音が聞こえてくる。私たち二人はその音を聞きながら、自らの花火を打ち上げたのだ。

 最後に店とボーイに支払いを済ませて、元日だから足下を見ているぼったくりタクシーに400B支払って帰路についた。

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